ラッパーのドレイクがファンの亡き母親の住宅ローンを返済すると約束した。
2日、米ミズーリ州カンザスシティのT-モバイル・センターで行われた公演で、観客の1人から窮状を説明するメモを手渡されたドレイク、「大金」であったにもかかわらず即座にその代金を負担することに同意した。
Xにポストされた動画内で、最前列にいた観客からメモを手渡されたドレイクはこう話している。「そうか」「『亡くなった母の家のローンを返して』ってか。お前のお袋さんは亡くなったのか?そうか。それを支払わないといけないのか。おお、これは大金だな」「でもな、俺がお袋さんの家のローン、払ってやるよ」
会場が歓声に包まれると、ドレイクはファンに向かって、「160バンド」すなわち16万ドル(約2400万円)の寄付を頼まれたから喜んで協力するとして、「俺が出してやる。出してやりたいんだ。お袋さんよ、安らかに眠ってくれ」と報告した。
そして、渡されたメモをめくり、その母親の名前を見つけたドレイクは、「いいか、待っててくれ。ジェニファー・シューマー、安らかに眠ってくれ。ゆっくり休めよ。愛してる」と続けた。
ドレイクは以前、化学療法を終え病気の克服を約束したファンに10万ドル(約1500万円)をあげ、「この子は真の兵士だ。みんな、盛り上がれ!」と語ったり、バッファローの公演ではがんとの闘いについて書かれたボードを掲げていたファンに対して2万5000ドル(約380万円)を渡すなどしていた。
そんなドレイクは先日、スーパーボウルでカンザスシティ・チーフスの勝利に115万ドル(約1億7300万円)を賭け、230万ドル(約3億4600万円)を超える賞金を獲得していた。