国民・榛葉幹事長「こんな昭和の政治をやっていると…」衆院本会議での立民の審議引き延ばしに苦言

杉田 康人 杉田 康人
国会内で定例会見に臨む国民民主党の榛葉賀津也幹事長
国会内で定例会見に臨む国民民主党の榛葉賀津也幹事長

 国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(56)が1日、国会内の定例会見で、衆院本会議での「こんな昭和の政治をやっていると、潮目が変わっちゃうよね」と、与党が2024年度予算案採決をめざす同日の衆院本会議をめぐる立憲民主党の〝日程闘争〟に苦言を呈した。

 榛葉氏は「いわゆる野党第1党が、小野寺委員長の解任決議を出したそうですけども、これを出したい気持ちはよくわかる」と、小野寺五典衆院予算委員長(63)の解任決議案を立民が提出したことに理解を示しながらも、同決議案の審議で、同党の山井和則衆院議員の趣旨弁明を問題視した。

 大量の資料を演壇に持ち込み、衆院過去最長となった山井氏の弁明に「延々と野党第1党がフィリバスター(審議引き延ばし)をやっているね。3、4時間演説するって言ってる。与党も与党だけど…」とあきれた。

 憲法の規定で、予算案は参院に送付後30日で自然成立する。与党側は2023年度内の予算成立が確実となる2日までの採決を目指しているが、野党側は審議時間が不十分としている。

 本来なら国会の休日にあたる2日の審議や採決の可能性もあり、榛葉氏は「明日までやるとか言ってるけど、働き方改革を含めて、予算だからすべての役所の皆さんは夜なべですよ。休日に1日国会やったら、1億円の税金吹っ飛びますよ。こんな税金の無駄遣いやって、被災地はどう思いますかね。1億円の税金でムダな国会やるんだったら、被災地の皆さんに税金使うべきじゃないですか」と憤った。

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