カナダ出身の俳優、ケネス・ミッチェルが死去した。49歳だった。
『スター・トレック ディスカバリー』などで知られるケネスが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)との5年間の闘病の末、24日に亡くなったことを遺族が明かした。
Xに投稿された声明にはこう述べられている。「最愛の父であり、夫であり、兄であり、叔父であり、息子であり、親愛なる友人だったケネス・アレクサンダー・ミッチェルの逝去を謹んでお知らせいたします」「ケンは多くの映画やテレビ番組で俳優として広く知られていました。オリンピックのホープ、黙示録の生存者、宇宙飛行士、スーパーヒーローの父親、そして4人のユニークなスタートレッカーを演じました」
『スタートレック ディスカバリー』でクリンゴンのコル、コルシャ・テナヴィク、アウレリオを演じたほか、『キャプテン・マーベル』でキャロル・ダンバースの父親を演じたケネスは、2018年にALSと診断され、2019年に車椅子を使い始めたことを公表していた。
妻のスーザンとの間にもうけたリラとカラムという2人の子供を残してこの世を去ったケネスを偲ぶ声明は、こう続いている。「ケンは何事にも勤勉で努力家でしたが、父親としてその特徴が最大限に発揮されました」「晩年の障害にもかかわらず、ケンは子供たちのために、より完全な自分であろうとする崇高な使命を見出したのです」 「5年半の間、ケンはALSによる一連の大変な試練に直面していました。でも優雅さと、その時その時を充実させ、楽しく生きることへのコミットメントで、その一つ一つを乗り越えて行きました」
同声明にはケネスがコミュニティから受けた「膨大な量の愛と限りないサポートに永遠に感謝する」と述べられている。