タレントのアンミカが10日、カンテレ(関西テレビ)で放送された「LIVEコネクト!」に出演。ダウンタウン・松本人志の女性を巡る報道を受けて、「今考えるべきこと」を訴えた。
アンミカは「この問題の根底って、(被害が)あったかなかったか、は置いといて、やっぱり、『昔は許された』とか『10年も前の話やのに』という方がとても多いんですけど。性被害を受けたことがある人もこのニュースを見てると思うんです。そういう人たちって、もし家族に被害者がいたら…、って想像力を働かせた時に、10年ずっと耐えていろいろ自分が削られて、やっと自分が言葉に出した時に、『10年も経って言うの?』って言われたら、自分が否定されたようなことになる。だからそれって言ってはいけないこと」と話した。
さらに「『昔許されたのに』ってよくおっしゃる方がいるんですけど、全然許してないんですよ」と指摘。「やっぱり、触られたり、なんか嫌だな、と思ったけど、会社の社長さんがちょっと飲み会で、とか、写真撮る時に腰持って(触って)とかを、『嫌です』って言うと、結局、その場(会社)にいづらくなって…。ノーを言えなくなってエスカレートしたことを、自分を責めるっていう人も多いと思う。許せてはいないけど、言いやすく、女性が声をあげやすくなってる。そこを理解して、社会とか家族でこの話を話し合うっていうのが今は大事なんちゃうかなと。自分らも知らず知らずに被害者になったり加害者になったり、の可能性があるので、今、松本さんに指してる指を自分たちに向けて、みんなで話し合う時期だなと思っています」と強い思いを口にした。