立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が6日、国会内での定例会見で、同党の泉健太代表(49)が4日の党大会で来賓から「塩むすび」と評され、自身の新キャッチフレーズとして即採用したことに「その場で言おうかと思いましたが私、けっこう塩むすび好きなので…率直に言うと何か誤解されるといけないので」と絶賛した。
岡田氏は「コンビニに行くと、だいたい買うのは塩むすびか、地元に帰るとあさりのしぐれが入った…私のソウルフードなんですけど…どっちかのおにぎりを選ぶのが私ですので。思わず『塩むすび好きです』と言いそうになった。誤解を避けるために発言は控えました」と振り返った。
党大会で、来賓の京都芸術大前副学長・本間正人氏(64)が「これだけクリーンでスキャンダルのスの字も出てこない。ぼくは塩むすびみたいな人だなあと思うんですけど。具が入ってなくて味がうすいように思うかもしれないけど、味わってみれば飽きがこなくって。持続可能な未来を実現していけるのはこういうキャラクターの人なのではと思う」とエールを送った。
党大会後の会見では、記者団から「塩むすびでいいのか。中に具を入れるとしたらどんな具を入れて、どんな代表になっていきたいか」と、代表としての存在感を問う質問も出たが、泉氏は「(具は)いりません。私は私。塩むすびは塩むすびです。天下一品の塩むすびを作りたいと思います」と返した。
泉氏をめぐる塩むすび論争に、岡田氏も〝参戦〟。この日も記者から「塩むすびは物足りない、個性がないといったある意味象徴的。夕食をつくる人はおかずに困るのであって、塩むすびだけでごはんが完結するのなら、こんなに主婦は楽なことはない。立憲民主党はどういう風にメインディッシュを国民に提示されるのか」と質問が飛んだ。
岡田氏は「私はだいたい、昼はコンビニで済ませることが多いんですが。地元を回っていたりすると。おむすびと、小さなおかずを選ぶんですね。それが私のメニュー。そこであさりしぐれのおむすびか、塩むすびを選ぶというのがパターンです」と、昼食のルーティンを披露した。
その上で「塩むすびって難しいんですよ。米と塩のクオリティが問われる。中に具が入っていると、具の味でまぎれてしまう。何も入っていないと、お米がどういうお米かっていうのが問われるので。私は塩むすびでは(選挙は)戦えないとか、そういう話はわからない。泉さんが塩むすびって言われるなら、それで推していく」とけん制した。