2025年に韓国で放送予定のドラマ「女医 大長今(チャングム)」(仮題)が、2003年に放送され人気を集めた韓国時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」(以下、チャングムの誓い)とは全く無関係の作品であることが確認された。
韓国メディアのwikitreeが5日に報じたもので、これによるとタイトルのせいかまるで続編であるかのようにメディアで記事になり、「チャングムの誓い」の原作者が困惑しているという。
「チャングムの誓い」を手がけた作家、キム・ヨンヒョンが所属するドラマ制作会社のKPJは5日「制作中だと報道されているドラマ『女医 大長今』は、『チャングムの誓い』とは一切関係がない」と発表。そして「『チャングムの誓い』を執筆した作家、キム・ヨンヒョンの(『女医 大長今』)参加可否について問い合わせが殺到したのでお伝えする」「キム作家は、『女医 大長今』の制作についてはニュースで知ったのみ」と伝えた。
また同社は「2003年に放映されたMBC『チャングムの誓い』は、作家のキム・ヨンヒョンのオリジナル制作物」「『チャングムの誓い』に登場する主要キャラクターの設定、登場人物との関係、事件の展開・エピソードなどの原著者はキム・ヨンヒョンであり、脚本に関する全ての権利を持っている」とコメント。
「『チャングムの誓い』をベースにしたスピンオフ(オリジナル映画やドラマをベースに新たに派生してできた作品)や続編、プリクエルもない。そのため『女医 大長今』は全く違うドラマだと推測している」「この部分に対する誤解が生じないことを願う」と伝えた。
事の発端は、ドラマ制作を手がけるファンタジオが、2024年に制作する史劇「女医 大長今」に「宮廷女官チャングムの誓い」で主演を務めたイ・ヨンエが出演するという事実が話題になったことから。ファンタジオサイドが、同作を「『チャングムの誓い』の続編」と明言した事実はないが、「チャングム」と「イ・ヨンエ」というキーワードから「続編」という認識が強まっていったとみられている。
「チャングムの誓い」とは全く違う作品であることが判明したが、では新作の「チャングム」ではどんなストーリー展開が待っているのか、さらなる注目を集めることになった。