「セクシー田中さん」作者・芦原氏、ドラマ脚本「攻撃したかったわけじゃない」経緯のSNS削除&ブログ閉鎖

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
シナリオ(画像はイメージ=megaflopp/stock.adobe.com)
シナリオ(画像はイメージ=megaflopp/stock.adobe.com)

 日本テレビ系で2023年12月まで放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者である漫画家・芦原妃名子氏が28日、自身のXのコメントを削除した。「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」という謝罪コメントだけを残している。

 芦原氏は今月26日、同ドラマの9、10話の脚本を自ら担当した経緯をSNSで明かしていた。「-田中さん」の出版元でもある小学館と相談した上で状況を公表したとし、ブログでも同様に経緯をつづっていた。ブログは28日午後4時の時点で閉鎖されている。

芦原氏は

・ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。
・漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。

という条件でドラマ化をOKしていたと明かした。しかし「毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出され」たとして修正案を出すなど対応に追われたという。ドラマ終盤についても同様だったため、最終的に9、10話は芦原氏が自ら脚本を手がける形となったと説明した。

 ドラマの脚本を手がけた相沢友子氏は23年12月24日のインスタグラムで「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました。」と説明。ドラマの現場と芦原氏の間に乖離があったことを示唆していた。

 芦原氏の告白をきっかけに、ネット上では相沢氏や番組プロデューサーなどへの批判もわき起こっていた。騒動が過激化しつつあるタイミングで、芦原氏がコメントを削除した形となった。

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