「セクシー田中さん」脚本問題 ひろゆき氏「電車男」での経験告白 「直接」対話の重要さ指摘

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
ひろゆき氏
ひろゆき氏

 2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき氏が27日、自身のXで、原作のある作品のドラマ化についてコメントした。

 2023年12月まで日本テレビ系で放送されたドラマ「セクシー田中さん」について26日、原作の漫画を手がける芦原妃名子氏が、同ドラマの9、10話の脚本を自ら担当した経緯をSNSで明かした。芦原氏は

・ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。

・漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。

という条件でドラマ化をOKしていたと明かした。しかし「毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されて」いたと説明。原作とは違う展開になるドラマ終盤についても、芦原氏の用意したストーリーから「大幅に改変」されたものが提出されたため、最終的に9、10話は芦原氏が自ら脚本を手がける形となったという。

 芦原氏は、脚本家、監督など現場の制作スタッフと直接対面したことはなく、番組プロデューサーを通じて条件や修正案などを伝えていたことも明かしている。

 ひろゆき氏は、芦原氏の投稿を引用。「電車男がフジテレビでテレビ化された時、最初に4時間ぐらいミーティングして、方向性に関してきちんと話をさせて頂いたので、好評のうちに終わりました。主人公がヒーローなのではなく、ネットの名無しさんたちがヒーローだから成立した話である事など説明したり。」とやりとりに問題がなかった経験を明かした。

 フォロワーからは、芦原氏が「伝えようと努力し何度も何度も言葉を尽くし求めたがダメだった」という指摘も。ひろゆき氏は「間に入ってる人にいくら言葉を尽くしても、その先に伝わるとは限らないのですよ。直接、話をしてみて相手の反応も含めて納得してもらうのが目的です。」と対面だからこそ伝わる場合もあると説明した。

 「電車男」は「2ちゃんねる」の独身男性板への書き込みが元となったラブストーリー。美女「エルメス」と偶然知り合ったヲタク男性「電車男」が、投稿者「名無しさん」たちの知恵と激励に支えられながらアタックする様子が大きな話題となった。書籍化され、さらに映画、ドラマとメディア展開した。

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