小沢一郎氏、自民幹部の立件見送りに苦言「一般国民と違う尺度で法が適用」野党の「馬糞の川流れ」も危惧

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(BBuilder/stock.adobe.com)
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 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が22日、X(旧ツイッター)に連続投稿。派閥の政治資金パーティー問題を巡る裏金問題で、検察による安倍派幹部の立件が見送りとなり、一方で「派閥解消」という動きが起きるなど自民党政権が大揺れになっている中で、野党の課題と共に見解をつづった。

 小沢氏は「今や自民党国会議員は一般国民と違う尺度で法が適用されることを、皆が知るようになった。大半はお目こぼし。法の下の不平等。憲法違反。自民党がなぜ憲法改正にここまでこだわるのか?それは、権力がやりたい放題できるように憲法を骨抜きにするためである」と幹部議員が〝おとがめなし〟となった結果を受けて指摘し、「こんな自民党政治を、まだ支持できますか?」と呼びかけた。

 その一方で、小沢氏は「野党がバラバラなら絶対に勝てない。何度言っても通じない人がいる。野党はこのままでは馬糞の川流れのように消滅するだろう」と、かつて自民党の重鎮だった金丸信氏も残したとされる「馬糞の川流れ」(もろいながらも固形物だった馬糞が川の中で流されてバラバラになってしまうの意味)という言葉を引用して先行きを危惧。「野党が無くなれば、正に自民党副総裁が言う『ナチスの手口』の凶悪な独裁国家になり、その時に国民が騒いでももう遅い。いま日本の民主主義は危機にある。野党の責任は重い」とも指摘した。

 その上で、小沢氏は「不正がバレると、その証拠を隠蔽したり、公文書を改ざんしたり、証拠となる名簿をシュレッダーにかけたり、それでも収まらないと、捜査機関に人事で圧力をかけたり、国民に忘れさせようと盛んに印象操作をしたり、そんな11年。それでもまだ自民党政権は続いている。皆が目を覚まさなければ国は滅びる」と危機感を募らせた。

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