人気声優のかないみかと高山みなみが7日、都内の映画館で映画「ムーミンパパの思い出」の公開記念舞台あいさつに登場。小説原作者のトーベ・ヤンソン氏との秘話を明かした。
本作は1990年からテレビ東京系列で放送されたアニメ「楽しいムーミン一家」と同じ豪華キャスト陣が集結。「平成版ムーミン」と呼ばれ、当時を懐かしむファンにとって待望の映画となった。
高山はテレビシリーズが放映された約30年前、トーベ・ヤンソン氏と発表記者会見で対面した時のことを回顧。「まさにムーミンの声だわ」と声をかけられたといい、「これでいいんだ」と感激したという。かないも「これがオリジナルメンバーです」と言われ、安堵(あんど)したことを明かした。
再キャスティングされたことについて、かないは「このメンバーでやれたことがうれしい。みなみちゃんの声じゃないとムーミンじゃないもん」と笑顔。高山はオファーを受けた際に何度も聞き返したようで、「あのとき(平成版)を忘れられない人がたくさんいるんだと思うと本当に幸せ」と感無量の表情だった。