性的目的の人身取引で起訴された米大富豪、故ジェフリー・エプスタインさん(享年66)に関連する新たな文書が公開され、レオナルド・ディカプリオやマイケル・ジャクソンら著名人の名前が挙がっていることで衝撃が走っている。
エプスタインさんの元恋人ギレーヌ・マクスウェルに対するヴァージニア・ジェフリー氏の2015年の名誉毀損訴訟に関連して、今回機密が解除された同文書には、このほかケイト・ブランシェット、理論物理学者の故スティーヴン・ホーキング、ビル・クリントン元大統領など100名以上の名前が記されている。
今回の文書公開により、英アンドルー王子と2019年8月にニューヨークの拘置施設で死亡しているのが発見されたエプスタインさんとの関係が再び注目されている。同文書には、 エプスタインに関連して児童買春などの罪で2022年6月に禁錮20年の実刑判決を受けたマクスウェルによる過去の証言や、ジェフリー氏と思われる匿名女性による、エプスタインに「王子と性的関係」を持つよう指示され、エプスタインさん所有の島での乱交パーティーを含む3カ所で王子との性行為を強いられたという発言も含まれている。王子はこれらの告発内容を全面的に否定してきた。
新たに公開された900ページ以上ある同文書だが、エプスタインに関連して不正行為を行ったと指摘されている著名人は現時点で1人もいない。