テニスボールの打球音に“癒し”効果あり 慢性不安症のストレスレベル引き下げ 中国で研究

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写真はイメージです(angyim/stock.adobe.com)
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 テニスボールを打つ音に不安を和らげる効果があることが分かってきた。ラケットがボールを叩く音は、慢性不安症を患う人々のストレスレベルを最大50%も減少させるという。

 中国の西華師範大学の研究によると、ラケットがボールを打つ周波数やその他の特性が人間の脳を落ち着かせ、そのリズムはポピュラー音楽のビートに匹敵するそうだ。

 今回の研究では慢性不安症を抱える100人を対象に、グループを2つに分け、1つのグループにテニスの音を5分間聴かせ、その後ストレスレベルを測定。コントロールグループは症状が同じだったのに対して、テニスの音を聴いたグループはストレスレベルが有意に減少する結果となった。

 研究者らは、テニスの一定したリズムが、次に来る音を脳に予想させ、安心の感覚が形成されると説明している。

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