お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村亮(51)が、吉本興業とのエージェント契約を年内をもって終了することが19日、吉本興業の公式サイトで発表された。亮は同日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、今後はフリーで活動することを報告。相方の田村淳(50)は吉本興業所属のまま活動するが、コンビとしての活動も継続させることも発表された。
日本中を騒がせた“闇営業問題”から4年あまり。芸人としての生きざまを取り戻すために、亮が吉本との決別を選択した。
亮はこの日、自身のYouTubeチャンネルで「【ご報告】ロンドンブーツ1号2号より」と題した動画をアップし、淳とともに経緯を説明した。
亮は2019年、反社会的勢力からの金銭授受などが発覚したことを受け、所属を吉本興業から淳が設立した「株式会社LONDONBOOTS」へ移した。その後も淳は亮の吉本復帰を望んでいたが、亮には戻る意志がなかったという。
その理由を「『あの時から』時間が止まっている」とし、闇営業問題の“呪縛”から逃れられなかった苦悩を吐露。復帰へ尽力してくれた淳や吉本興業への感謝は示しつつ、「自分の足で動き出した感じがずっとなかった。フリーになることでやっとスタートする感じ」と話した。
また淳は、亮との話し合いの際、同じ闇営業問題で結果的にフリーとなった元雨上がり決死隊・宮迫博之や極楽とんぼ・加藤浩次の名前が上がったと説明。亮の「あの2人が吉本興業を去っているのに、自分だけ戻ることはしづらい」との発言を「ショックだった」としつつも、最後は相方の決断を尊重した。
今回の動画撮影の前日には、極楽とんぼ・山本圭壱の結婚式があり、宮迫や、闇営業問題の発端となったカラテカ・入江慎也の姿もあったという。淳はその面々の中で「亮さんだけ断トツでやりたいことやってない気がすると思った」ことから、背中を押す決意をしたことも明かした。