新たな研究で、退職することで人は健康になるという結果が示された。欧州10カ国を対象にした調査によると、仕事を辞めた人は、仕事を持つ人々に比べ健康状態が良いことが判明。仕事をしないことで健康面が根本的に変わる可能性がクルーズアップされた。
調査の対象は、50歳から80歳までの2万人以上にわたった。データによると、仕事を辞めた人は仕事を持つ人に比べ、毎日の家事や庭仕事で身体的な不自由が少ないことがわかった。
さらに女性は男性よりも、仕事を辞めることで家族や友人と過ごす時間が増えより幸せを感じるという。
ドイツのヨハネス・グーテンベルク大学による研究を指導したレイン・ヴァン・エヴァイク教授は「ストレス過多な仕事をしている、仕事に負担がかかり過ぎている人々は退職後、真の安心を感じるのかもしれません。一般的に健康的に、より良い自分になったと感じるのです」と説明した。