精神的に刺激を感じる仕事は、認知症予防に効果的だという。英国のアルツハイマーズ・リサーチの研究によると、忙しい仕事に就く人々は、そうでない人々に比べ、加齢による物忘れが3分の1も少なく、同症状に関係した脳内タンパク質へのダメージも減少傾向にあった。
研究では様々な職に就く10万7000人以上を対象に実施された。自分の仕事が精神的にどれだけ刺激的かを答えてもらい、17年間に及ぶ調査が行われた。
同団体のサラ・イマリシオ博士はこう話す。「どういったタイプの仕事をするかは誰もが選択できるわけではありませんが、この研究は脳を活発化させる行動の重要さを示しています。刺激的な仕事、読書、外国語の学習など自分が楽しめることを見つけるのがカギとなります」