12月中旬になっても関東で気温20度を超える地域があるなど、日本では季節外れの暖かさが話題となっている。欧州でも同様の現象が起こっており、イベリア半島では12日、暖気が流れ込み、スペイン各地で12月の最高気温を更新。南部では気温がなんと30度近くに達した。
スペイン国立気象庁(AEMET)は、今後数日で気温は下がると予測している。同庁の広報担当によると、「今冬の12月から2月は、平年より気温が高く、一般的に雨もあまり多くないと予想される。雪の季節はあまり良いものになるとは見込まれないが、最終的にどうなるか見極めるにはもう少し待つ必要がある」と話した。
現地の動画では、海水浴を楽しむ人や雪が全く積もっていない山肌が映し出され、当然スキーのシーズン入りなどが遅れている。また、冬の雪は春から夏にかけての重要な水資源でもあるだけに、懸念の声も出ている。
スペインでは、今年の夏も記録的な猛暑となり、4度の熱波に見舞われていた。