「007」シリーズの5代目ジェームズ・ボンド役で知られる俳優のピアース・ブロスナンは、膨大なスーツのコレクションを倉庫に保管しているという。ピアースは、長年にわたっておびただしい数の仕立て服を所有してきたが、カリフォルニア州マリブやハワイの自宅でくつろいでいるときはリラックスしたスタイルを好むため、現在はほとんど着ないと明かしている。
ピアースはサンデー・タイムズ・スタイル誌に「以前はTシャツを着ることはなかった。多くの役柄のイメージがスタイリッシュでスーツ姿だったからね。でも今はTシャツだ。大いに気に入ってる。マリブとハワイに住んでて、目立ちたくないし。若いころはそうだったけれど、年をとるにつれて、自分が納得し、自分に似合うと思う服を着るようになる」と語った。
一方、モデルの息子パリスがピアースのスーツを受け継ぐことを熱望しているそうで、ピアースは「(パリスにスーツを譲るために)倉庫に行こうってずっと話しているんだ」と明かし、パリスも「お気に入りの服の多くは、父からのお下がりなんだ。ファッションのインスピレーションを受けた。90年代の父の写真を見て、スタイルがどのように進化したかを見るのはすごく面白い。今は着心地が重要になってる」と続けた。
そんなピアースとパリスは、ポールシャークのファッション・キャンペーンを再び務めており、フランスとイタリアで「耐水性のあるイタリア製カシミア、上質なウールのニットウェア、ソフトなコットンのシャツ」を紹介するコマーシャルを一緒に撮影していた。