歌手で音楽プロデューサーのショーン・ショーン・“ディディ”・コムズ(54)が17歳少女に対する集団暴行と性的目的の人身取引で訴えられた。最近元恋人で歌手のキャシー(本名カサンドラ・ヴェントゥーラ)による性暴行と虐待訴訟が収まったばかりのディディだが、今回4度目の虐待疑惑が上がることとなった。
3週間で4度の申し立てをされたディディはページ・シックスにこう声明を発表している。「いい加減にして欲しい。ここ数週間、俺という人物を殺し、俺の評判、功績を破壊しようとする人々を沈黙しながら見てきた」「金狙いの個人らが俺を相手取って不快な申し立てをしている」「まず明らかにさせてもらう。訴えの内容のような酷いことを俺は何もしていない。俺の名前、家族、そして真実にかけて闘うつもりだ」
今回4回目の訴えで、原告は2003年、17歳の時にディディと長年の仲間ハーヴ・ピエールから暴行を受け、レイプされたとしている。
申請書には、当時34歳のディデイの膝の上に座った原告の写真も含まれており、その女性は明らかな暴行を受けたことで、「重大な精神的苦痛を受け、それによって感じた恥により20年間人生と人間関係が蝕まれた」としている。
当時高校生だった原告は、ミシガン州デトロイトのクラブに友人らと出かけ、ディディのバッド・ボーイ・エンターテインメントの元社長ハーヴと初めて顔を合わせ、口説かれたという。それから、親友で兄弟のディディが会いたがっているとハーヴから言われ、ディディに電話をかけると、ハーヴとニューヨークに飛ぶように言われたそうだ。
原告はニュージャージー州のテターボロ空港へのフライト前に、コカインを吸引していたハーヴからオーラルセックスを強いられたとしている。その後、ディディとバッド・ボーイ・エンターテインメントが所有するダディーズ・ハウス・レコーディング・スタジオに連れて行かれ、ディディとその取り巻きにドラッグとアルコールを与えられたという。そして同スタジオのトイレでディデイから下着を脱がされ、洗面台にぶら下がった状態でレイプされたと裁判書類には記されている。