歌手のビリー・アイリッシュ(21)は、レッドカーペットでのインタビュー中に自身をクィアだと「(カミング)アウトした」バラエティ誌を非難した。11月に同誌の「パワー・オブ・ウィメン」特集の表紙を飾ったビリーが、女性に「肉体的に惹かれる」と語っていたことから、同誌のジャーナリストは、ビリーがLGBTQ+コミュニティのメンバーであることを明らかにしたと解釈したようで、2日に開催のバラエティ・ヒットメーカーズ・ブランチのレッドカーペットで、ビリーにカミングアウトするつもりだったのかどうか尋ねていた。
イベント後のインスタグラム投稿にビリーはこうキャプションをつけている。「バラエティ、賞をありがとう。そして午前11時のレッドカーペットで、他のもっと重要なことを話す代わりに、私を(カミング)アウトしてくれたことにも」「私は男の子も女の子も好き。それについて放っておいてほしい。いったい誰が気にするわけ?」同イベントでビリーは、自分がクィアなのは「明らか」だと思うと語っている。
11月には同誌に「肉体的に(女性に) 魅力を感じている。でもその一方で、その美しさと存在感に威圧感を覚える」と語っていた。
ビリーは今回レッドカーペットで、この発言がカミングアウトと受け取られたことに驚いたとして、「(自分がカミングアウトしているとは)知らなかったけど、『それは明らかじゃない?』ってちょっと思った」「みんなが知らないとは思わなかったわ」「女性に対しては、まだ威圧感を覚えるけど、可愛いと思ってる」と語り、さらに「記事を見て『ああ、今日カミングアウトしたんだ!』って思ったわ。ただ(カミングアウトを)あまり信じてないわ」「『なぜただ存在できないの?』って感じ」「私は長い間そうだったけど、それについては話さなかっただけ」「みんな知らなかっただろうから、知ってくれるのはクールだし、ワクワクする。女の子たちのためにね」と語っている。