ZOZO創業者で、スタートトゥデイ代表取締役・前澤友作氏(48)が27日、都内でドキュメンタリー映画「僕が宇宙に行った理由」(12月29日公開)の完成披露上映会に、平野陽三監督(37)とともに登壇。イベント「HELLO SPACE WORK! NIHONBASHI」で展示されるソユーズ宇宙船の帰還モジュールもお披露目した。日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した前澤氏の宇宙渡航プロジェクトに、7年に渡って密着した作品。マネジャーを務め、宇宙旅行に同行した平野氏が撮影・監督を務めた。
宇宙旅行に約100億円をかけたと報じられた前澤氏は「そもそも映画にしようと思って撮ってなかった。記念にホームビデオ感覚で撮ってまして、なかなか撮れ高があるなって話になった。もともと映画を作りたいというのが彼の夢でもあった。僕も宇宙に行きたいという夢を叶えちゃったんで、彼の夢も同時叶えたら面白いんじゃないかということで映画ができることになった」と、まさかの〝ロケ地・宇宙〟の作品を振り返った。
夢をかなえることや挑戦、世界平和をテーマにした一作。前澤氏は「2年前の話で、結構僕からすると古くなっちゃっている。卒業アルバムのようなちょっと懐かしい、うれし恥ずかしっていう感じの作品。どんどんどんどん新しいことに挑戦しています」と、あくなきチャレンジを語った。
前澤氏は「もう一度宇宙に行く予定がある。第2弾もぜひ、皆さんよろしくお願いします…」と〝次回作〟のクランクインを宣言。時期は未定ながら、月への周回渡航を予定しているという。
「宇宙以外のチャレンジというと、マエザワレーシングという車のレースの世界にも参入しまして。いずれ自分も車を走らせて、レースの世界で戦ってみたい」と意気込む。トレーニング中だといい「サーキットを走ってもせいぜい(重力が)3Gくらい。(宇宙で)8Gやってますので」と自信を見せていた。