歌手シャキーラ(46)が、脱税容疑で裁判にかけられる数時間前に司法取引に応じた。2012年から14年の間にスペインに所得税1450万ユーロ(約23億5000万円)の支払いを怠った容疑で起訴され、20日にバルセロナの裁判所に出廷することになっていた。シャキーラは無実を主張しているものの、息子のミラン(10)とサーシャ(8)との時間を邪魔する法廷闘争にうんざりしているため、750万ユーロ(約12億円)の罰金を支払うことに同意したという。
シャキーラは声明を出した。「私のキャリアを通して、常に正しいことをし、他の人たちの良い手本になるよう努力してきました」「それは、ビジネスや個人の財務上の決定において、最高の弁護士を確保するために余分なステップを踏むことを意味することが多いのです。このプロセス全体の中で私の顧問を務めてきた世界有数の税務の権威であるプライスウォーターハウスクーパース・インターナショナル・リミテッドとアーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッド の助言を求めることもそのひとつです」
「残念なことに、こうした努力にもかかわらず、スペインの税務当局は、多くのプロスポーツ選手やその他の著名人に対して行ってきたように、私に対する訴訟を起こし、それらの人々のエネルギー、時間、心の平穏を何年も消耗させてきました」「私の弁護団が、私に有利な判決を下されると確信していた裁判で、無実を擁護する決意を固めていましたが、この戦いで 母親が自分の個人的な幸福を犠牲にするのを見たくないと思っている子供たちのことを一番に考え、最終的にこの問題を解決する決断をしました」
元サッカースペイン代表のジェラール・ピケとの12年間の関係に昨年終止符を打ったシャキーラは、この訴訟を後にして将来に集中することができるため、取引を「勝利」と捉えているとして、続けている。
「ここ数年のストレスや精神的な負担を乗り越えて、自分の愛しているもの、つまり子どもたちや、ワールドツアーや新しいアルバムなど私のキャリアに訪れるすべてのチャンスに集中する必要があります。どちらも非常に楽しみです」「このような不正と最後まで戦った人たちを非常に尊敬していますが、今の私にとっての勝利は、子どもたちと自分のキャリアのために時間を取り戻すことです」