俳優・瀬戸康史を起用した、酒販メーカー「チョーヤ梅酒」の電車内広告によって子供が泣きやんだというX(旧ツイッター)の投稿に、同社や瀬戸本人が引用リポストして話題となっている。
当該の広告は、同社の看板商品である梅酒の「The CHOYA 熟成一年」「The CHOYA 熟成三年」のもの。主に関東地区の電車内や駅に設置されており、「梅の有機酸をまもる、静かなる熟成製法」というコピーとともに、瀬戸がほほ笑みながら「シーッ」というように人さし指を立てて口元に当てた写真が掲載されている。
投稿では、電車内で息子が奇声を発し出し、落ち着かせようとしても落ち着かないため、広告を見せると、急に静かになったと紹介。瀬戸と同社に感謝を述べた。瀬戸は20日、この投稿を引用リポストし、「こちらこそ、ありがとうございます。嬉しいです。ほっこりしました。お仕事頑張ります!」とコメント。同社の公式Xも同様に「お役にたてて幸いです」とした。
チョーヤ梅酒の広報担当者は取材に対し、「車内のマナー広告ではありませんので…」と笑いつつ、「喜んでいただけたというのはありがたいことです。意図して出したものではないのですが、そういう形でお役に立てたということであればありがたい」とし、「何より、そういう発想をされた方が素晴らしいです」と投稿者をたたえた。さらに「何分、お酒ですので、飲酒は20歳になってから、ということもお伝えしたい」と付け加えた。
「子供が泣きやむ広告」と言えば、10月に死去した俳優・財津一郎さんがキャラクターを務めた「タケモトピアノ」のテレビCMが有名だが、すでに8月いっぱいで放送を終了している。今後は瀬戸の「チョーヤ梅酒」が、新たな「子供が泣きやむ広告」としてブレークするかもしれない。