英人気バンドのキーボーディスト「健康上の理由」によりツアー降板 原因不明の病に冒される

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ザ・キュアー
ザ・キュアー

 英ロックバンドのザ・キュアーでキーボードを担当するロジャー・オドネルが「健康上の理由」により同バンドのラテンアメリカ公演のツアーから降板した。ロジャーは、1978年以来、ロバート・スミス率いる同バンドとオン・オフで演奏をしてきたが、原因不明の病気からの回復のため、公演から離れざるを得なくなったという。

 同バンドはソーシャルメディアに「皆も僕たちと一緒に、彼の早期回復を祈ってくれることだろう」と声明を出している。11月19日にメキシコ・シティでスタートする同ツアーでは、マイク・ロードが代役を務める。

 そんな同バンドは今年初め、転売対策として7000枚以上のアメリカ公演のチケットをキャンセルする事態となっていた。フロントマンのロバートは、転売屋を保護する法律が制定されている、ニューヨーク、イリノイ、コロラドなどの市場でのチケット譲渡を制限しながら、ファンには高額な料金を支払わずに公演を見てもらいたいという願望を声高に主張していた。また、譲渡ルールを「回避」しようとしたり、キャンセルに直面したりしないよう購入者へこう警告していた。「チケットマスターの送金制限を回避するために、アカウントのログイン情報の販売や送信をしたりするといった方法で入手したチケットはすべてキャンセルされ、そのチケットに支払われた元金の払い戻しはされない」「チケットの元金はアムネスティ・インターナショナルへ寄付され、そのチケットは再販される」

 また、ロバートはチケットマスターによる高額な手数料についても「うんざりしている」ものの、「アーティストは手数料を制限することはできない」としていたが、この声がチケットマスター側に届いたようで、代金の一部がファンに返金されると伝えていた。

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