俳優のマイケル・J・フォックス(61)が「死がドアを叩いている」と発言した。若年性パーキンソン病の闘病生活を30年以上続けてきたマイケルは、自分が80歳を迎えることはないと考えているという。
マイケルは米番組『CBSサンデー・モーニング』に、「僕は80歳にはならない」と語り、同病が自らに死をもたらす時について質問された際には、「そうだね。それはドアを叩いているよ」「嘘はつかない。大変になってきている。辛くなってきている。日に日に辛くなってきているんだ」と答えた。
また背骨から良性腫瘍を取り除く手術が歩行能力に影響を及ぼしたことから、腕や肘、顔や手を骨折したことも明かしたマイケル、パーキンソン病では「転倒」と「誤嚥」が患者を死の危険にさらすとした上で「パーキンソン病では死なないんだ。パーキンソン病と死ぬんだよ」「だから死について考えてきたよ」と語った。
29歳でパーキンソン病と診断されたマイケルは、マイケル・J・フォックス財団を設立し、同病の研究を推し進めてきた。