グラビアタレントの岸明日香(32)がこのほど、よろず~ニュースのインタビューに応じた。グラビアだけでなく、映画、ドラマ、バラエティーと幅広く活躍する彼女が、仕事や恋愛観などについて語った。
現在放送中のABCテレビ「こういうのがいい」(日曜、深夜0・55。DMM TVでも同時独占配信)では、バリキャリ女子で、主人公がエンジニアとして働く会社の上司を演じる。「ちょっとおじさんっぽいところがあったり、部長モードなところもあったり、恋愛モードなところもあったりと、いろんな顔を見せる女の子のタイプです」と説明。これまで演じた役とは違うようで「今までいただいた私の役ってどちらかというと、分かりやすい、女性っぽい役が多かったので、不器用さを見せるみたいなところが、一番難しかったかもしれませんね」と役作りの苦労を語った。
ただ、キャラクターとは共通点があるという。「どちらかというと、私自身に近いタイプかなって。うまくやれそうに思われるんですけど、実は不器用みたいなところとか。〝今のは絶対こうやってうまく言えたのにな〟って思うことが自分でもよくあるので」と重ねる。
仕事では柔軟に対応できるが、恋愛では不器用になってしまう。「あざといとか、うまくやっているんじゃないかと言われることもあるんですけど、全然、そんなことはないですよと。結構、友達にも言われるので、素直になる努力をしてます」。周囲のイメージとのギャップを感じているようだ。
理想のタイプについては「尊敬できるとかありますけど、ちょっとオタクっぽい人が好きなんですよ。探究心というか、一つのことに夢中になれる、恋愛だけでなく、自分の夢中になれる何かを持っている人みたいなのが、すごく好きです」と語る。「私も隣にいてワクワクするような、ちょっと少年の心を持っているタイプの人が好みです」と目を輝かせた。
具体的な例としては明治維新の立役者の一人、西郷隆盛を挙げた。「分かりやすく硬派な人が好きですね。ああいう〝男!〟みたいな感じの人が好きだったりするので。うそがないというか、自分に対して真っすぐな人が好きですね」と理由を明かした。
自身の恋愛観については「一目ぼれをしないので、なんとなくこう言ってもらってみたいなパターンが多いですけど、あー好きだなって思ったら、好きだよって言います」と積極的な面をのぞかせつつ、「向こうがちゃんと誠意を持って接しているのが前提です。ガツガツくる人よりも、ちょっとシャイな人に引かれる傾向があるので、そういう人の最後の一押しをするのも割と好きかもしれないですね」と続けた。
ドラマ、映画、バラエティーなどでも幅広く活躍。「やっぱりグラビアでデビューさせてもらって、それがきっかけでお仕事をたくさんいただくようになったので、初心忘れるべからずじゃないですけど、私の中では大事にしていて、カレンダーだったり、写真集だったり、昔ほど水着を着て撮影する機会はないですけど、何となく起点に戻る機会みたいに、自分で作るようにしています」と〝出発点〟には並々ならぬ思いがある。
「自己表現という意味ではドラマだったりとか、お芝居だったりとかで生かせてもらっているところも、すごくあります。写真と映像って、ちょっと違う部分もあるのですけど、プラスにすごくなっている感じです」。グラビアでの経験が、さまざまな分野で生きているのは間違いなさそうだ。
◆岸明日香(きし・あすか)1991年4月11日生まれ。大阪府出身。2012年デビュー。グラビア、映画、ドラマ、バラエティーなど幅広く活躍中。