社民党の福島瑞穂党首(67)が18日、国会内での定例会見で、岸田文雄首相(66)が16日に都内のスーパーを訪問し、物価高の現状を視察したことに「あまりに世間の感覚からズレているのではないでしょうか」と批判した。
福島氏は、岸田首相が安全上の問題で自由にスーパーや買い物に行けないと前置きしながらも「2年ぶりという話もありますが、どうなんでしょうか。スーパーに行くたびに、野菜や卵やいろんなものがどんどん値が上がっているというのが実感ではないでしょうか」と疑問を投げかけた。
自身はコンビニに毎日、自宅近くのスーパーに週1で通い、自炊が主だとした。「野菜が値上がったなとか、卵が値上がったとか。生活必需品が本当に上がったけれど、とりわけ食料品が値上がったというのはとても思っている。春菊とかほうれん草とか。葉っぱもの、それからやっぱりトマトとかですかね。ブロッコリーも高いし…」と、物価高を痛感しているという。
福島氏は「生活が苦しい。これが実感じゃないでしょうか。本当に、安いものをどこにいって買うかということにみんな必死になっている。それが、何か物価が高くなったような感じだとか人ごとのような、浮世離れをしている。生活実感からほど遠いことは、問題じゃないでしょうか」と語気を強めた。
「岸田首相は政治に関心がありません。国民に関心がありません。国民の生活に関心がありません。だから国民の苦しみに向き合わない。このような政治は本当にやめさせないといけない」と、従来の主張を重ねた。