立憲民主党の小沢一郎衆院議員が17日、X(旧ツイッター)に新規投稿。木原稔防衛相が15日に衆院長崎4区補欠選挙の応援演説で、「自民候補を応援することが自衛隊の苦労に報いることになる」と発言し、物議を醸していることを受けて自身の見解を展開した。
小沢氏は「『自民党候補を応援することが自衛隊のためになる』と防衛大臣。」と切り出し、「自衛隊を自民党の『道具』か何かと思っているということ。日夜国のため命がけで働いている自衛隊を侮辱しているだけでなく、何より佐世保市民、長崎県民を完全に馬鹿にしている」指摘。「昔なら即クビ。だが、岸田総理は放置。この補選で鉄槌を。」と訴えた。
さらに、木原防衛相が「自衛隊に報いる」応援演説での発言を撤回する考えを示したことを挙げ、小沢氏は「恐ろしい大臣。国民の命を守るべき防衛大臣が、ここまで歪んだ異常な政治的偏見を持ち、自衛隊を選挙にまで利用しようとするなど、言語道断である。到底、撤回で済む問題ではない。速やかに辞職すべきである」と苦言を呈した。
木原防衛相は17日に記者会見を行い、自身の発言を巡って野党が求める辞任を否定。「引き続き緊張感を持って職務に当たりたい」と述べた。