将棋・千田七段と中村女流四段が結婚発表 千田七段が婿入りも棋士名は変更せず

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 将棋の千田翔太七段(29)と中村真梨花女流四段(36)が結婚したことが10日、日本将棋連盟から発表された。連盟によると千田七段が中村女流四段に婿入りし中村姓となったが、今後も千田翔太の名前の活動するという。

 2人は日本将棋連盟を通じ、「私事ですが、9月末に入籍いたしました。これからも二人で支え合い、楽しく幸せな家庭を築いていきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます」と連名でコメントした。

 千田七段は2006年9月に奨励会に入会。12年度後期奨励会を1位通過してプロ入りを決めた。16年度には第2期叡王戦で準優勝、第42期棋王戦で渡辺明棋王に挑戦し、2勝3敗で敗れたが、同年度の将棋大賞では最多勝・最多対局数部門で1位となり、升田幸三賞を受賞した。19年度の朝日杯オープンでは、準決勝では藤井聡太七段(当時)に勝利。決勝でも永瀬拓矢二冠をそれぞれ破り、初の一般棋戦優勝を飾った。

 中村女流四段は03年4月に女流2級となり女流棋士に。09年度9月には第17期大山名人杯倉敷藤花戦でタイトル戦に初挑戦するが、里見香奈倉敷藤花に敗退。強烈な攻め将棋が持ち味で「マリカ攻め」とも称される。17年6月から2年間、女流棋士会役員を務めた。

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