レディー・ガガ(37)が愛犬発見者に報酬を支払う義務はないという最終判断が下された。ジェニファー・マクブライドさんという女性は、2021年2月、ガガの飼うフレンチブルドッグ2匹がドッグウォーカーから強奪された2日後、それらの犬を警察に届けていた。しかし、無事に戻った際の報酬の支払いを拒否されたとして、今年2月に契約違反などでガガに対し裁判を起こしていた。
マクブライドさんが昨年12月、盗まれた犬と知りつつそれを受け取った容疑に不抗争の答弁をして、2年間の保護観察を言い渡されていたことから、7月に同件は裁判を前に棄却されていた。
その後、20日以内に申請内容を訂正することが許可されていたことから、マクブライドさんは「盗難には一切関わっていなかった」と主張。飼い主の元に戻すためだけに「犬を手に入れた」としていた。だが、2日に判事が申請内容に変更があったものの「結論は変わらない」として、同件に関して最終的な判決を下し、再度棄却となった。
マクブライドさんは、弁護士費用や金銭、精神的苦痛、人生の楽しみを奪われたとして賠償金も要求。一方、ガガ側は自分は道端で偶然犬を発見した慈悲深い人間であり、ガガの飼い犬だとは知らなかったとするマクブライドさんに対し、今回の犯罪を知っており直接関係していたと主張。マクブライドは犬を返したことで何の損害も被っていないとしていた。