歌手のリゾ(33)が、元服飾デザイナーから肥満非難と人種差別的発言で新たなハラスメント訴訟をおこされた。
リゾの2023年ツアーで、バックダンサーの衣装を担当したアーシャ・ダニエルズは、リゾの衣装責任者のアマンダ・ノムラから「人種差別的で肥満嫌悪的なコメント」を受けたと主張、リゾのほか、プロダクション、ツアー・マネージャーのカーリーナ・グリオッタ、ノムラを提訴した。
リゾは先月、バックダンサーの3人からもセクハラ訴訟を起こされており、同衣装責任者はリゾの音楽に込められたメッセージを裏切ったと非難されている。
ダニエルズはNBCニュースに「精神病院に住んでいるような気分でした。まったくショックでした。巨大なステージで、この黒人女性(であるリゾ)が自己愛と他者への思いやり、共感すること、強くあること、そして他者のために立ち上がるというメッセージを語っているのを聴いていました。そして、私自身やダンサー、バック・ボーカリスト、各都市の地元チームが、定期的に嫌がらせやいじめを受けているのを目の当たりにしていたのです」と語った。さらに、ノムラが「何度もリゾとリゾのバックダンサーを馬鹿にしているのを聞いた」と主張、ダンサーやリゾの真似が、黒人女性のステレオタイプな印象を真似たもので不快にさせられたほか「ツアーに参加している黒人女性を『間抜け』、『役立たず』、『デブ』 と言っていた」と証言した。
さらにダニエルズは、リゾのマネージメントからのセクハラや、アムステルダムでのツアー中、淫らな行為のためにセックス・ワーカーを雇う可能性についてマネージメントが公然と話し合っていたことを告発したほか、1日20時間労働を強いられ、週7日働くこともしばしばだったと主張している。
一方でリゾはすべての申し立てを否定しており、広報担当者は、リゾは「新たな告発には目もくれないだろう」と語っている。