WBCから〝シンデレラストーリー〟宮城弥生、エゴサ―チをやめ前向きに「栄冠ナイン」で初のCM出演

松田 和城 松田 和城
CM撮影終了後、兄にならい左投げの投球モーションを披露する宮城弥生
CM撮影終了後、兄にならい左投げの投球モーションを披露する宮城弥生

 プロ野球のオリックス・宮城大弥投手(22)の妹でタレントの宮城弥生(17)が、20日に配信されるコナミデジタルエンタテインメントの新作モバイルゲーム「パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード」のウェブCMに出演し、自身の夢である女優業への〝第一歩〟を踏み出した。CM撮影を終えた弥生は、5月のタレントデビューから数カ月間の変化や今後の活動への思いを語った。

 初々しいCMデビューを飾った。黒縁メガネ、二つ結び、ジャージ姿のちょっと地味な高校生の野球部マネジャー役と、メークばっちり、ゆるふわウェーブ、白いワンピース姿の晴れやかな大学生を演じ分けた。「期間が少ししか変わらないので、自分の中でどういう風に変化をつけたらいいんだろうと考えました」。苦戦しつつも「アイドル編」「栄冠ナイン編」「魔物編」3パターンのCM撮影をやり遂げた。自己評価は「46点です。瞬きが多すぎました」と厳し目も、表情からは充実感がうかがえた。

 弥生は大弥が出場した3月のWBC期間中にメディアの注目を集め、「かわいい」「美少女」などとネット上で話題になった。「かわいすぎるというのはちょっと褒めすぎだなと思うのですが...注目してもらえたのはよかった」。反響を受け、複数の芸能事務所からスカウトの声があり、5月からホリプロに所属。幼少期からの憧れだった芸能界に飛び込んだ。

 数カ月の〝シンデレラストーリー〟に対し、否定的な意見も目に入った。「最初は見てへこんでいました」。落ち込む弥生を高校の友人の言葉が元気づけた。「『(否定的な意見を)言っている人のことを考えることよりも応援してくれる人のことを考えた方が、自分的にも応援してくれる人のためにもなるからそういう風に考えられるようになるといいね』と言われました」と話し、以降、エゴサーチをしていないことを明かした。

 現在は大阪の高校に通う3年生。来春の卒業後はタレント業を中心に活動していく。弥生は「やってみたいこと」を聞かれると、化粧品のCMや好きなスポーツ関連の番組出演、北海道でのロケなどをあげ、目を輝かせた。「雪が降っているシーンに憧れがあります」と沖縄出身ならではのおもいを語った。

 今回のCM撮影で、ますます女優への夢が膨らんだ。目指す”女優像”については「自分がなりたいというより、いただいたものは自分なりにやっていきたい。見ている側が楽しい、このCM何回もみたいなと思えるものに出てみたい」と言葉に力を込めた。

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