立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が12日、国会内での定例会見で、岸田文雄首相の内閣改造について「聞いている範囲では、どこに刷新感があるのかなという感じはする。大きく骨格が変わるようにも聞いておりませんし、なんで今内閣改造するのか、国民からするとよくわからないということではないかと思います」と苦言を呈した。
岡田氏は、岸田首相が補正予算編成を示唆したことに「同時に、経済対策をまとめるということも言われました。補正(予算)の形でまとめられるのだという風に思いますが、そうであれば、補正の審議はしっかりと時間をかけてやるというのは当然のこと。それをなおざりにして採決をしてしまう、あるいはその先に解散をするということはあってはならない。しっかりとした審議を求めたい」とけん制した。
自民党役員人事で、小渕優子組織運動本部長(49)の選対委員長起用が浮上したことにも触れた。小渕氏は2014年、関連政治団体の政治資金規正法違反事件で経産相を辞任。「説明が十分だとは思っていません。さらにステップが上がるということになれば、より説明責任が求められる。ただ、他にも統一教会との関係で説明責任を果たしてない議員がたくさんいらっしゃる。大臣になれば、よりしっかりとして説明責任を求められるという風に思う」と追及する構えを見せた。