テレビ朝日で定年を迎えたジャーナリストの玉川徹氏が22日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演。全国高校野球選手権大会の特集での“慶応びいき”の番組作りにクレームをつけた。
番組では8時11分から21日に準決勝が行われた夏の甲子園を特集。103年ぶりの決勝進出を決めた慶応(神奈川)を8時23分まで12分間、報じ続けた。その後、対戦相手となった仙台育英(宮城)について約1分間伝え、8時24分から春のセンバツ大会2回戦で両校が対戦した模様を振り返った。
スタジオの玉川氏が最初は「いいよね。自由って自主性ということで、責任もともなうけど、ちゃんと自分たちで責任を果たして、勝ち取っているということで、合理性といい、不条理がないところとかいいなあ、と思った」と慶応を絶賛。しかし、その直後、「けど!」と語気を強めた。
「育英も昨日、試合やってんですよ。VTRが1秒もなかったよね。1秒あった?どういうつもり」と憤慨気味に話した。玉川氏は宮城出身で京大卒。「慶応びいきの、この世論の雰囲気!」と番組制作や世論にもクレームをつけた。
そこに参戦したのが元フジテレビアナウンサーの菊間千乃弁護士。慶応のライバル、早大卒だ。「私も昨日の番組見てて、思いました。番組全体で慶応を推しているのかっていう、応援しすぎじゃないかと思って。きょうは仙台育英の話をしに来た」と玉川氏と共闘を結んでいた。
番組は8時39分まで28分間、甲子園の話題を続け、仙台育英の豪華投手陣や須江航監督も紹介した。