コミケ配布物の高額転売に対し、より安く大量に出品する〝お仕置き〟で話題を呼んだアニメ「邪神ちゃんドロップキック（邪神ちゃん）」が15日、公式X（旧ツイッター）のスペースで〝赤字〟を報告した。
「邪神ちゃん」は12日のコミケ終了後、公式Xを更新。フリーマーケットアプリに、コミケで無料配布したショッパーが1990円で出品＆購入されているのを発見し、悔しさをつづった。その後、「ショッパーが高値で売られるのが悔しかったので、転売より安く大量に出品してやりましたの。※買わないでね！」と報告。ショッパーを980円で出品し、フリーマーケットアプリの画面を埋め尽くす、制作側にしかできない対応を見せた。
スペースに参加した「邪神ちゃん」宣伝プロデューサー・柳瀬一樹氏は、出品結果を報告。計8個のショッパーは1～2日で完売した。気になる売り上げについては「ほとんどもうからない」といい、包装代、配送代を考慮すると〝赤字〟気味。出品作業も「実際やってみてめんどくさかったです」と感想を語った。
また、実験としてスペース中、ショッパー1点を生出品。わずか1分ほどで売れ、柳瀬氏は「感慨深いとかではなく、考えさせられますね。われわれの仕事を。売れちゃうんだ、こんなに簡単に。なるほどなあ」と話した。
斬新な転売対策が話題を呼び、3日間で公式Xのフォロワー約3000人増加したという。この日のスペースにも2232人が集まった。
