『キャプテン・マーベル』続編となる映画『マーベルズ』は、「奇抜で馬鹿げた」ものであることから、他のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画とは雰囲気の異なる作品になっているという。ニア・ダコスタ監督は「スーパーヒーロー疲れ」があるとは認めつつ、11月10日に日米同時公開されるオスカー女優のブリー・ラーソンが主演する新作が、それでもMCUファンを興奮させるものだと確信している。
ダコスタ監督はトータル・フィルム誌に語った。「これまでのMCU映画との最大の違いは、これが本当に奇抜で馬鹿げていることです。この映画の中で訪れる世界は、これまでMCUの中で見てきた世界とは違います。今まで見たことのない明るい世界なんです」
また、製作総指揮を担うメアリー・リヴァノスも、ダコスタ監督に同意。「『アベンジャーズ』映画が、ストーリングテリングの一連のチャプターに対する壮大な結びだった一方で、これはマーベル作品にはあまり見られないナラティブ内でのチーム形成なんです。『アベンジャーズ』映画では普通、キャラクター達が一堂に集まります。あらゆる人生を歩む女性達が共感できるキャラクター達のチーム形成を私達がデザインできたことは非常にうれしいことでした」と説明した。
ダコスタ監督が脚本も共同執筆した新作では、ブリーがキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース役、テヨナ・パリスがモニカ・ランボー役、イマン・ヴェラーニがミズ・マーベル/カマラ・カーン役、サミュエル・L・ジャクソンがニック・フューリー役を演じる一方で、ゾウイ・アシュトン、パク・ソジュンもキャスト陣に名を連ねている。
同作では、キャロル、モニカ、カマラの3人がお互いの能力を使うたびに入れ替わり始めたことからチームを結成してゆく姿を描く。