写真家セシル・ビートンによるエリザベス女王のポートレートを使用し、バックにユニオンジャックを配し、女王の目や口を隠した『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』のジャケットはジェイミーの代表作として知られている。
そんなジェイミーの作品はロンドンのテート・ブリテン、ニューヨーク近代美術館、ヒューストン美術館など多くのメジャーな美術館に所蔵されている。
2015年のインタビューでジェイミーはこう語っていた。「私たちの文化は奴隷化に向かっている。あらかじめ定められた役割を人々はこなす。特に職場でだ。私は常にそれについて考えを向け、それについて行動を起こすよう人々を促してきた」
一方ジェイミーの公式サイトには本人の作品について、「グノーシス主義と国教反対」のカクテルと語られている。
ここ最近はバラク・オバマを描いた「Hope」のポスターでも知られるアーティスト、シェパード・フェアリーとコラボしていたジェイミー、アメリカ格差社会への抗議のオキュパイ・ムーブメントやロシアのフェミニストパンクパンド、プッシー・ライオットの活動を支持していた。
また2017年には、自身の『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』作品の別バージョンを発表、アメリカ国旗を背にしたドナルド・トランプの目を十字(スワスティカ)で塞ぎ、『ゴッド・セイヴ・アス・オール』とタイトルを付けていた。