スリムな体型を維持する「奇跡の薬」が開発されている。米テキサス大学の研究チームが、人間の身体の新陳代謝を促進、糖分や脂肪分を効率的に分解できる薬を研究している。
この薬はエネルギーを作り出しカロリーを燃焼する細胞の一部であるミトコンドリアへのマグネシウムの輸送を制限する効果があるそうで、マウスに使用したところ、高カロリーの食事をした後も同種がスリムな体型を保つ結果となった。
この研究を指導した生化学者のマデシュ・ムニスワミー博士はこう話す。「心臓発作や脳卒中といった心臓代謝疾患のリスクを下げる薬で、脂肪肝から引き起こされる肝臓がんの発生率も減少できる可能性があり、大きな効果が期待できます。その開発に従事してゆく予定です」