子育て支援の視察ならパリよりも近い明石へどうぞ!前明石市長・泉房穂氏が炎上中の自民党女性局に提案

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
泉房穂氏
泉房穂氏

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が31日夜、X(旧ツイッター)を更新。7月末に行った「フランス研修」から〝観光気分〟の写真をSNSにアップして批判されている自民党女性局の研修目的の一つが「少子化対策や子育て支援などの視察」だったことを受け、その政策を推進してきた明石市への視察を呼びかけた。

 泉氏は前夜に自民党女性局のフランス研修からの写真投稿が物議を醸している段階で「『ふらんすへ行きたしと思へども、ふらんすはあまりに遠し』って言ったのは、詩人の萩原朔太郎だったっけ。自民党の女性局の国会議員にとっては、フランスは遠くないようだが、普通の国民にとっては、海外旅行をしたくても、円安もあって、フランスはあまりに遠い…」(31日午前0時54分)と投稿していた。

 一連の批判に対し、研修に参加した自民党の今井絵理子参議院議員は「フランスの少子化対策や子育て支援などの視察や意見交換をさせていただきます」などと本来の目的を弁明。そうなると、この政策は日本国内の自治体の中でも、明石市が「子ども医療費の無料化」「第2子以降の保育料の完全無料化」「0歳児の見守り訪問『おむつ定期便』」「中学校の給食費無償」などを実現し、〝明石モデル〟と称された「子育て支援」の先進地として知られているだけに、当事者である泉氏は改めて見解をつづった。

 泉氏は「『ふらんすへ行きたしと思へども、ふらんすはあまりに遠し』と言ったのは、詩人の萩原朔太郎だが、『明石市へ行きたいと思ったら、明石市はそんなに遠くない』。東京からわずか3時間だ。自民党女性局の皆さん、明石市への視察も、是非ご検討ください。お待ちしております」と呼びかけた。

 泉氏へのリプ欄には「まず国内にモデルがあるのに。灯台下暗し…!」「少子化対策なら、泉さんに聞いた方がよっぽど意味があります!」と支持する意見のほか、「でも来たとしても、明石焼きや明石城で記念撮影しそう」と皮肉を込めた声もあった。

 なお、東京から明石までの移動時間は、東京駅から西明石駅まで直通の新幹線「ひかり」で3時間16分ほど、西明石駅に停車しない「のぞみ」であれば、新大阪駅から「こだま」やJR在来線の新快速に乗り越えるなどして、いずれも泉氏の説明通り、3時間余りとなる。

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