女優マーゴット・ロビー(33)は、映画「バービー」の観客が、人生において何でもできるわけではないという「素晴らしい発見」をすることを願っているという。
グレタ・ガーウィグ監督の同新作映画で、マテル社の有名な人形バービー役を演じたマーゴット、全米俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキ開始前に行われたションダランドとのインタビューで「この映画を制作するレンズを通した視点には、一線を踏み外し過ぎないという考え方が確かにあると思う。でももしそこに行かなければ、きちんとやっていないことになるけど、自分の見解を間違って述べることもできない。バービーの映画作りは、それを集約したようなものだったわ。どうやったら正しくできるんだろう?何をやっても間違ってしまうし、完璧にはできないという感じだった。バービーが何でもできて、何でもなれるという事実にもかかわらず、究極の発見は、自分にはできないことがあり、それでいいんだと思えたことよ。それが一番大事なこと。私たちはすでに偉大で、すでにそれをやっていて、それは素晴らしいことなのだから」と語った。
同新作ではケン役のライアン・ゴズリングのほか、デュア・リパやニコラ・コフランらの豪華キャストが様々なバービーを演じている。
またプロデューサーを兼務したマーゴットは、「(プロデューサーとして)私が学んだ最大の教訓は、完璧を追求することが重要ではないということでしょう。もし、それを追求するのであれば、それはある意味、的外れなの」と続けている。