俳優ジョージ・クルーニー(62)は、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキがハリウッドの歴史における大きな転換点になると考えているという。人工知能(AI)、ネットフリックスやディズニープラスのようなデジタル配信の利益分配など、俳優やクリエイターたちへの報酬に関する懸念から始まったストライキを受け、ジョージは全米映画俳優組合の組合員による投票が、映画製作ビジネスが「生き残る」ことができるよう変革を迫るために不可欠だと考えているそうだ。
ジョージはエンターテイメント・トゥナイトへの声明の中でこう語っている。「これは私たちの業界における変曲点です」「大勢の俳優や作家が生計を立てる能力を失っています。私たちの業界が生き残るためには、この状況を変えなければならない。俳優にとっての旅は、今始まるのです」
また全米脚本家組合(WGA)も5月2日よりストライキを決行、1960年以来、俳優と脚本家が同時にストライキに入った初めてのケースとなる。
ちなみにジョージだけでなく他の俳優たちもストライキへの支持を表明、『セックス・アンド・ザ・シティ』のシンシア・ニクソンが、ストライキに参加できたことを「誇りに思う」とインスタグラムに綴った一方、ジェイミー・リー・カーティスは、「組合契約は私たちの安全と搾取を守る!」と、『アナと雪の女王』のオラフの声役で知られるジョシュ・ギャッドは、長文をインスタグラムに掲載、「これは、僕が5歳の時以来のSAGのストライキだ。ポイントは、よほど必要でない限り、ストライキは起こらないということだ」と綴っている。