クイーンのギタリスト、ブライアン・メイ(75)が、ジョン・レノンと仕事をしなかったことを後悔していることを明かした。1980年に銃弾に倒れ40歳の若さで他界したジョンについて、ガーディアン紙に語った。
「私はコラボレーションに関して滅多に断ることはないんだ。ジョン・レノンとの仕事のチャンスがなかったことには後悔がある。ザ・ビートルズ内で、いつも同意したわけではない。彼らは常に引いたり押したりと私たちクイーンのようだった。特にジョンは押しては引くというタイプだったと思う。それに追いつくには本当に努力が必要で、自分の本能を信じなきゃいけない。私たちは意気投合したんじゃないかと思う」
さらに同紙から、加入したかったバンドや、参加したかった音楽の時代があるかと聞かれたブライアンはこう答えた。「ザ・ビートルズだね、多分。ビートルになるのは容易なことじゃない、けどその信じがたい創造性のレベルに自分は共感できる。ドキュメンタリーの『ザ・ビートルズ:Get Back』をかなり見たんだけど、最初のエピソードでちょっと悲しくなったよ。自分たちを思い出したから。スタジオでのクイーンを見ているようだった。『私たちじゃないか、物事がうまく行かなくなっていく時の』って感じさ」
「彼らがかなりキツイ状況にいたのを感じた。けど2回目のエピソードでは彼らはまた自分たちを取り戻していたと思う。スタジオ作業の教科書だ。ザ・ビートルズじゃなければ、レッド・ツェッペリンでもいい。もし彼らが私を入れてくれるならね」