「次に来るマンガ大賞2023」Webマンガ部門にノミネート中の注目作「幼馴染とはラブコメにならない」(作・三簾真也)の単行本最新6巻が7日に発売され、「進撃の巨人」のミカサ・アッカーマンが帯コメントを寄せた。
講談社のマンガアプリ「マガポケ」に連載中の同作は、主人公の男子高校生と、幼なじみで同じ高校に通う女子生徒2人とのドッキドキな三角関係が展開されるラブコメディ。ミカサは“レジェンド幼馴染”の先輩として白羽の矢が立ち、「私はラブコメなんて望まない ただ そばにいるだけでいいのに...それだけなのに...」と原作の世界観を反映させたコメントとなった。
“レジェンド幼馴染”の企画は、同単行本5巻の帯に「金田一少年の事件簿」シリーズの七瀬美雪が「早く素直にならないと長期戦になるわよ! 私とはじめちゃんみたいに…」とコメントしたことに続き、今回で第2弾。発案した担当編集者は「連載をしていく中で、多くの読者から『自分には○○な幼なじみがいたな〜』『幼なじみから言われた一言が忘れられなくて…』などなど、自身の幼なじみに関する体験談や思いが多く寄せられました。それらを読んでいて、美雪さんやミカサさんのような〝レジェンド幼馴染〟の方々もきっと幼なじみについて一家言をお持ちだろうと考え、依頼してみました!」と経緯を説明した。
作者が異なるキャラクターによる〝越境エール〟は、多くの人気コンテンツを誇る講談社ならでは。過去には「炎炎ノ消防隊」の単行本でも、「ソウルイーター」のマカとソウル、「銀の匙-Silver Spoon-」の八軒勇吾、「七つの大罪」のホークとメリオダス、「進撃の巨人」のエレンと超大型巨人が帯コメントに登場した。
担当編集者は「美雪さんは『忠告』、ミカサさんは『根本否定』とそれぞれユニークな幼馴染観をお持ちでした。届いたコメントを拝見した際、個性と重みが感じられる内容であると同時に『これは推薦になるのか…!?』と動揺したというのも本音です(笑)。でも、その言葉に共感して作品を手に取ってくださった方も多くいたので実施してよかったなと感じています。美雪さん、ミカサさん、あらためてご協力ありがとうございました!」と感想を語った。
七瀬のコメントは多くの反響があったといい、今回のミカサにも楽しみが広がる。「おかげさまで、今回の企画をきっかけに作品を知ってくれた方も多くいたようです!もちろん、第3弾も考えています。次はどんな『伝説幼馴染』が登場するのかぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけた。