登山家の野口健氏が23日、ツイッターを更新。タイタニック号見学ツアーの潜水艇の一部が発見され、乗船者全員死亡したとみられると発表されたことに言及。参加者自身がなすすべがないことに「無念であったろうととても残念」とつぶやいた。
潜水艇ツアーの運営会社は、潜水艇の一部を発見したこと、5人全員が亡くなったとみられると発表。深海の水圧による「壊滅的な内部破損」があったとも伝えられている。
野口氏は「酸欠に陥る中、じわりじわりと死の恐怖と向き合うより、一瞬にして亡くなったとするのならば、その方がまだいい」との自身の考えをつぶやいた。
「ただ、これを冒険と呼ぶのならば、参加者自身になす術がなく、無念であったろうととても残念」と、登山などとは違い、自分の知恵や経験などでどうにもできない状況だったことを同情。「やはり、やるのならば自身の技術、経験が活かせる冒険の方がいい」ともつぶやいていた。