ジェームズ・ワン監督(46)が、『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』では気候変動がテーマになっていることを明かした。DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の作品で引き続きメガホンをとるワン監督が、12月に公開予定の続編が前作よりも環境問題などを取り入れた「シリアス」な雰囲気のものになると約束している。
同監督はハリウッド・リポーターにこう語っている。「この映画は雰囲気の点で最初の作品と随分違っていることを人々は喜んでくれると思いますよ。もう少しシリアスで、気候変動などの問題に取り組んでいるんです」
「私達は、大々的にそちらに傾くことを恐れていませんよ。『アクアマン』のコミック本も、随分昔なのに、環境を意識していましたから。彼は常に海の環境保全のために戦ってきており、今私達が住む世界により一層関連性があると感じています」「ですからこの映画は、話題を提供しつつ、楽しいアクションファンタジー映画でもあるのです」
そして、昨年ジェームズ・ガンとピーター・サフランが共同会長に就任したことでDCスタジオが大きく変わる中、ワン監督はこれまでのDC作品の流れに配慮しなければならなかった苦労をこう語っている。「最初から様々な調整をする必要がありました。DCユニバースは、これまでに多くのバージョンを通ってきましたし、この映画における挑戦の1つには、何が起こっているのかを把握することでした」
「幸運なことに『アクアマン』の世界は、ほかの世界から結構かけ離れていることでした。私達は様々な水面下の王国に行きますが、それらは他の映画やキャラクター達に関係しているとは限りません。ですから、そういう意味では独立しているのです」 「このことにより私は、それほど影響を受けずに自分のストーリーを語ることができますが、それと同時に(他で)起こっていることに留意する必要もあります」