睡眠薬を服用することで、早死にしやすくなることが判明した。薬を使って眠る人と自然に眠る人を比較したところ、睡眠時間が同じであっても、薬を使う人々は早期死亡する可能性が55%も高くなる結果となった。
睡眠薬の使用で平均寿命が男性で5.3年、女性で5.7年短くなり、8時間以上眠る同薬使用者の早死にの危険性は2倍以上になるという。
今回の研究を実施した国立台湾大学のユ・スン氏はこう話す。「私たちの結果は控えめに言っても驚くべきものです。眠るために睡眠薬に頼っている人々はたくさんいます。ですから、その服用が死亡率を2倍にあげるというのは衝撃的なことです」
「不眠症の最初の治療法として睡眠薬を使うことを避け、他の方法をまず試す必要があるのではないでしょうか」