かつての米大統領夫人が認知症に 家族が公表 夫は2月にホスピスケア始まる

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 認知症と診断されたことを家族が公表したロザリン・カーター元大統領夫人
 認知症と診断されたことを家族が公表したロザリン・カーター元大統領夫人

 ロザリン・カーター元大統領夫人(94)が認知症と診断されたことを家族が公表した。2月にホスピスケアが始まった夫のジミー・カーター元大統領(98)と共にジョージア州の「自宅で幸せに」暮らしているそうで、家族は今回の発表が同じ状況にある人々の間で会話がもたれるきっかけとなることを願っているという。

 家族はこう声明を発表している。「カーター夫人は人生を通して、アメリカで先頭に立ち、メンタルヘルスについて語ってきました。最初はジョージア州知事宅、そしてホワイトハウス、さらにはカーターセンターで、ケアへのアクセス向上とメンタルヘルスをとりまく問題についての烙印の減少を求めてきたのです」「アメリカの高齢者の10人に1人に認知症があります。メンタルヘルス全体に影響を与える病気です。私たちは彼女が半世紀前にそうしたように、烙印が個人やその家族が切実に必要としているサポートを求め、それを得ることへの壁となっていることを認識しています。私たちは私たち家族のニュースを分かち合うことで、全国のキッチンテーブルや病院で重要な会話が増えることを願っています」

 一方でカーター元大統領は治療が停止され、最期の時を自宅で過ごしていると発表されており、夫人は「夫と共に自宅で幸せに暮らし、平原の春や愛する人々の訪問を楽しんでいる」という。

 同声明はこう続いている。「ロザリン・カーター・インスティチュート・フォー・ケア・ギヴァーズの創立者として、カーター夫人は、この世界には4種類の人々しかいないとよく言っていました。介護経験のある人、今介護中の人、今後介護をする人、そして介護を必要としている人です」「私たちの家族では介護の普遍性は明らかであり、私たちはその旅路における喜びと挑戦を経験しているところです。これ以上コメントをする予定はありません。私たちの家族や国中で介護の役割を担っている全ての人々へのご理解をお願い申し上げます」

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