“行動制限がないノーマスクの夏”約7割の医師が賛成 患者増予想「新型コロナ」「夏風邪」がトップ

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(komta/stock.adobe.com)
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 2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」に移行。政府から一律に日常における基本的感染対策や、感染症法に基づく新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛は求められなくなった。医療人材総合サービスを提供する「株式会社エムステージ」がこのほど、運営する『Dr.転職なび』『Dr.アルなび』の登録医師のうち432人に約4年ぶりの“行動制限がないノーマスクの夏”について行ったアンケートの結果を公表した。

 「行動制限がないノーマスクの夏」に対して26.4%が「大いに賛成である」で、41.0%が「どちらかというと賛成である」と回答。約7割の医師が賛成する結果となりました。

 賛成の理由としては、マスク着用による熱中症や脱水症を危惧する意見が多くみられ、反対の意見としては、ゴールデンウイークを経て、改めて対策をするべきという意見がみられた。

 「マスクを外さない方が良いと思うシチュエーション」では「病院、クリニックなどの医療機関」が最も多く、「特養などの高齢者施設」、「電車、バス、飛行機などの公共交通機関」が続いた。また、「声出し可のコンサート・ライブ会場、スポーツ観戦、観劇などのイベント」や「会社、学校、保育園、幼稚園など日常的に集団で過ごす場所」などの回答は3割を切った。

 移動が活発になることが予想される夏休み期間中などの旅行や帰省について、「対策なしであっても問題ない」が21.3%、「適切な対策を実施すれば問題ない」と66.7%と、約9割の医師が問題ないと回答。「適切な対策」としては、「マスク着用が効果的である場面でのマスク着用」、「手洗い」、「換気」など、基本的な対策が大半を占めた。

 約4年ぶりに行動制限がなくなる今年の夏に、患者数が増えると思う疾患・症状については「新型コロナウイルス」と「夏風邪」が同数でトップ。次いで「熱中症」、「海水浴やプールなどでの水の事故」、「夏バテ」となった。

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