ラッパーのカニエ・ウェスト(45)が、Gapから200万ドル(約2.8億円)を求めた訴訟を起こされている。
カニエは2022年9月、約束通りにアパレル・ラインを発売せず、このコラボの販促用に特別に設計された小売店をオープンしなかったとして、Gapとの10年間のコラボレーション契約を解消していたが、今回同ブランドがこの商品の販売に使用されたある建物に関して法的措置を取ったかたちだ。
TMZが入手した文書によると、Gapはカニエのイージー・コレクションの店舗として使ったロサンゼルスのビルを所有するアート・シティ・センター社から訴訟を起こされており、賠償金を支払う必要がある場合、カニエが金銭的責任を負うことを求めているという。
アート・シティ・センター社は、2021年から2022年にかけて、許可無しで様々な改造をビルに施されたと主張、その修復費用をめぐって訴訟を起こしているが、Gapはカニエが費用を負担するべきだと考えている。
この訴訟の中で、カニエと交わした契約では、Gapはそのような請求に対して責任を問われないことになっていたと主張。イージーの同店舗に対して支払わなければならないと思われる金額に、訴訟費用を加えた200万ドル(約2.8億円)以上の損害賠償を求めている。
一方で、それ以前にもカニエは、自分のデザインを模倣されたとしてGapを非難していた。見知らぬ送信者から送られてきた、「これはGapのコピーだ-YGEEB」と言うメッセージとGapのロゴが前面に入ったネイビーのTシャツの写真のリンクにカニエは「その通り」「このメッセージを投稿して欲しい?」と答えており、そのやり取りを自身のインスタグラムでシェアした。
元妻キム・カーダシアンとの間に4人の子供を持つカニエは、同投稿のキャプションを使って、「彼らは、俺が知らないうちに子供たちとの日本での写真撮影をキャンセルした」と、同社に対する別の苦情も訴えている。
また別の投稿では、Gapのミーティングから締め出されたと主張。イージーギャップのサングラスの写真をシェアし「ギャップが俺抜きで、俺に関するミーティングをしたのか?」と書き込んでいる。