釜で焼いたパン、本当は10分ほどで良かったのだが…。焼きすぎた結果、清清しいほどに焦げきったパンがSNS上で「焦げすぎw」「美しさすら感じる黒さ」「遺跡から出土したパン」と話題を呼んでいる。
パン屋を営むNqtadeCoco(@Asroll__)さんが22日、自身のTwitterに、謎の真っ黒な物体を投稿。「盛大に焦がしてしまいました これはカレーパンです」と真相をつづった。その黒さはチョコレートでコーティングされているのかと疑うほど。リプライでも「焦げすぎww」「ダークマターってこうやって生成するんだな…」「暗黒物質w」「美しさすら感じる黒さ」などの声が寄せられた。
また、「箱根名物黒たまご」「アフリカの変わった鳥の卵」「ポンペイの『炭化したパン』が現代にも爆誕」「ポンペイ展で見たやつだ!」「遺跡から出土したカレーパン」と何かに例える大喜利も展開され、大いに盛り上がりを見せた。
NqtadeCocoさんによると、事件はカレーパンを揚げる前の下焼きで起こったという。「(下焼きは)基本10分くらいですが、今回は1時間ちょっと焼いていました(笑)」と痛恨のミス。変貌した姿に「黒すぎて、釜の中の暗さと同化して一瞬分からなかったです」と振り返った。
見た目から想像に難くないが、強度はすさまじかったようで「固すぎて歯が割れるかと思いました…」と回想。もちろん味も「想像通り、炭を食べたような味」だったというが、意外にもカレーは美味しいままだったという。
NqtadeCocoさんにとっては、全く“いいね”な出来事ではないが、投稿は24日時点で7万件に迫るいいねが寄せられる大反響。「まさかこんなに反響があるとは思わなかったです」と心境を明かした。また、リプライの中には「え、食べたい」「でも美味しそうなのが不思議」「これはこれで名物になりそうな」という声も多くあり、「うまく商品化できたらいいなぁと考えております」と今後を見据えた。
ちなみに、NqtadeCocoさんは24日に再びTwitterを更新。「すごく反響があったのでご報告として…今日は大丈夫でした」とつづり、今度こそ美味しそうに仕上がったカレーパンの写真を投稿している。