韓国映画「アジョシ」（2011年）でウォンビンと共演し、〝天才子役〟として日本でも一躍知名度をあげた女優のキム・セロンが、約1年ぶりに演技する姿を見せる。
キム・セロンは2022年5月、飲酒運転で公共物を破損。事故後適切な措置を取らずに逃走したため、世間からは非難コメントが相次いだ。最終的に罰金刑が下され、現在はアルバイトをしている姿などが目撃されている。
Netflix側は、12日に「ブラッドハウンド」を6月9日に公開することを発表。韓国の同名マンガが原作で、人の命よりもお金が優先される、消費者金融業界の世界に巻き込まれた2人の青年が、巨大な悪の勢力と命がけで戦う物語だ。
ドラマ「ザ・キング：永遠の君主」で一人二役を演じ、俳優としての存在感を示したウ・ドファンが、誠実さと思いやりの心を持つボクシング界の有望株ゴヌ役。母親の借金を返すため“ヤミ金業界の伝説”と呼ばれていたチェ社長に会い、ボディーガードとして新たな人生を迎えることになる。一方、ドラマ「海街チャチャチャ」や「五月の青春」に出演した実力派俳優のイ・サンイが、不機嫌そうな面持ちだが実は情に熱いウジンを演じ、ひょんなことから消費者金融業界に無知なゴヌを助けることになる。
キム・セロンは、ゴヌが出会ったチェ社長の家族のような存在で、彼の後継者であるヒョンジュ役を引き受け、華麗なアクションを披露するという。
同作は2021年11月に制作が発表されると同時に、豪華キャストと制作スタッフが参加したシリーズとして、公開前から注目された。しかし、2022年にキム・セロンが起こした飲酒運転事故により、以降は話題の中心が作品ではなく、彼女となってしまった。
一部では、キム・セロンの出演シーンが編集されたという話も出ているが、全体的なストーリーと役柄上、全体編集は不可能というのが制作陣の見解だという。
そのため、作品が公開されるというニュースは「時期尚早」などの声がある。
